身体の知恵袋
「思考を止めたい」という相談から見えたもの
こんにちは!
「面倒臭い悩みから、自分を好きになるコーチングセッション」を提供しているコーアクティブコーチの大小田です。
先日、新しいクライアントさんとのセッションがありました。
テーマは「考えすぎて動けなくなる自分をなんとかしたい」。
話を聞いていくと、頭の中でグルグルと思考が止まらなくなり、しかもそれは自分のことより「人の顔色や言葉」から影響を受けていることが多いとのこと。
「人はそこまで悩んでいないのに、なぜか自分だけ悩んでしまう」――そんな状態に苦しんできたそうです。
ただ同時に、過去の体験を振り返ると「自分を大事にする」という価値観がしっかりと根にあることにも気づきました。
それは、以前パワハラや鬱を経験した時に培った、自分を守るための大切な軸。
では、その軸を持ったまま就活や仕事を見たらどうなるのか?
安心・安定をベースに置いたら、どんな理想が描けるのか?
一緒にイメージを広げていきました。
その中で印象的だったのは、「隠岐島にいる自分」を想像した時の表情の変化。
穏やかで、自然に囲まれて、ただ”今ここ”を味わっている自分。
その状態から仕事を見てみると、「もっと軽やかに楽しんで動きたい」という願いが出てきたのです。
さらに話を進める中で出てきたキーワードは「無敵状態」と「マツケンサンバ」。
ちょっとユーモラスですが、自分を大事にできて、心から楽しんでいる姿を表すのにピッタリでした。
「その状態の自分なら、きっと仕事もうまくいく」――そう確信できる瞬間でした。
セッションを通して感じたのは、
人は誰しも「考えすぎて立ち止まる」ことがあります。
でもその先に、「本当に大切にしたい価値観」や「理想の自分の在り方」が見えてきたとき、自然と行動の方向が定まっていくということ。
今回のテーマは「思考を止めること」でしたが、実際には「考える方向を変えること」が大事なのかもしれません。
マツケンサンバのように楽しそうに輝く自分をイメージして動けたら、それだけで思考は味方になっていくのだと思います。