身体の知恵袋
秋の終わりから冬へ 〜やさしく体を“冬支度”する薬膳養生〜
こんにちは!
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーが完全個室で出来るジムCherish神戸岡本店の大小田です。
朝晩がぐっと冷え込むようになってきましたね。
「寒いけど昼間はまだ暑い…」そんな日も多く、体がついていかない感覚、ありませんか?
僕もこの時期は、なんとなく疲れが抜けにくかったり、眠りが浅くなったりします。
薬膳では、この秋から冬への移り変わりを“エネルギーを内側に蓄える時期”と考えます。
体も心も、ゆっくりと「冬支度」を始めるタイミングなんです。
🍂 秋の終わりは「肺」と「腎」をつなぐ季節
秋は「肺」、冬は「腎」が主役。
この2つの臓腑は、どちらも水分や呼吸、生命エネルギーに関わっています。
乾燥しやすい秋に肺が弱ると、冬の冷えに腎が対応しにくくなる。
だから、今の時期は**“潤い”と“温め”のバランス**が大事になります。
🌿 この時期に出やすい不調サイン
- 手足が冷える
- 肌や唇の乾燥
- 朝起きるのがつらい
- 気持ちが沈みがち
- 食欲や睡眠リズムが乱れる
これ、実はどれも「冬支度がまだ整っていないサイン」なんです。
🍠 薬膳で整える冬支度ごはん
◎ 潤いを守る食材
- れんこん
- 白きくらげ
- 大根
- はちみつ
- なし
◎ 温めて“腎”を養う食材
- 黒ごま
- なつめ
- くるみ
- 長ねぎ
- 生姜
- 鮭・羊肉
🍲 Cherishおすすめ
夜ご飯に「れんこんと鮭の生姜スープ」なんてどうでしょう?
体がじんわり温まって、翌朝の目覚めが変わります。
🌙 無理せず、ゆっくりがちょうどいい
秋の終わりは、つい「今年のうちに…」と頑張りすぎてしまう時期。
でも、自然のリズムに合わせるなら、今は**“ためる”季節**です。
頑張るより「整える」。
走るより「深呼吸する」。
そんな小さなケアが、冬を元気に過ごす力になります。
僕も最近は、夜にあたたかいお茶を飲みながら、一日の振り返りをゆっくりするようにしています。
体だけでなく、気持ちも少しずつ静まっていく感覚があって、なんだか心地いいんです。
❄️ まとめ:冬に向けて“温める力”を育てよう
秋の終わりから冬への季節の変わり目は、無理をせず、自分をいたわる時間が何よりの養生。
冷えが本格化する前に、「潤い」と「温もり」を意識してみてくださいね。
外の寒さが厳しくなるほど、
内側にある“温かさ”の大切さに気づける季節です。
心と体、どちらにも“ぬくもり”を。
それが、Cherish流の冬支度です🌿
【食べるダイエット】消化を整えて“痩せやすい体”に
こんにちは。
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーができるジムCherish神戸岡本店の大小田です。
年齢を重ねるにつれ、
「昔と同じ食事なのに太りやすくなった」
「胃が重い、疲れやすい」
そんなお悩みを感じていませんか?
実はその原因、“消化力”の低下にあるかもしれません。
今日は「食べるダイエット」の中でも、
“消化を整えて体のリズムを戻す”というテーマでお話しします。
🍽️ 消化とは?体の中で行われる大切な「準備運動」
私たちの体は、食べたものをそのまま栄養にできるわけではありません。
消化・吸収・排出という一連の流れを通して、
ようやくエネルギーや筋肉、肌、ホルモンなどを作り出します。
この働きを担うのが「消化器(胃・腸・膵臓・肝臓・胆のう)」です。
つまり、消化が整う=代謝がスムーズに動く体。
これが「食べるダイエット」の基本になります。
🌿 消化力を高める3つのポイント
① 副交感神経を優位にする(リラックスして食べる)
忙しい日々の中で、スマホを見ながら、
テレビを見ながら…“ながら食べ”になっていませんか?
実はこの状態、**交感神経(緊張モード)**が優位になっていて、
胃や腸の動きが止まりやすいんです。
消化のためには、**副交感神経(リラックスモード)**がカギ。
💡おすすめの食べ方
- 「ながら食べ」をやめて食事に集中する
- ゆっくり座って姿勢を整える
- 「おいしい」と感じながら味わう
たったこれだけで、体は“消化モード”に切り替わります。
② 血流を消化器に集める(“ながら”をやめて深呼吸)
血液は、体の中で常に「必要な場所」に流れています。
運動中は筋肉へ、休息中は内臓へ。
だからこそ、副交感神経を整えることが、血流を消化器に送る第一歩です。
食事の前にひと呼吸。
「今から体に栄養を届けよう」と意識するだけで、
内臓に血液が集まりやすくなります。
🌸ポイント
- 食後はすぐに動かず、5分だけ“ほっと一息”
- 食事中は会話も楽しみながら、自然な呼吸で
心と体が落ち着くことで、消化の流れがスムーズになります。
③ だ液をしっかり出す(よく噛むことから始まるダイエット)
だ液は「消化のはじまり」。
消化酵素が含まれ、免疫・抗菌・保護など多くの働きをしています。
しっかり噛むことでだ液が出やすくなり、
胃腸の負担を減らしながら、栄養の吸収も高まります。
👄だ液の主な働き
- 食べ物の分解(消化サポート)
- 免疫力アップ・抗菌
- 味覚・再石灰化・口の保護
- 胃腸の潤いを保つ
“早食いをやめてよく噛む”という基本が、
実は一番シンプルで効果的な「食べるダイエット」です。
💤 自律神経と睡眠も“消化力”に関係あり
睡眠不足やストレスは、自律神経の乱れを招き、
体が「戦うモード(交感神経)」のままになってしまいます。
結果、胃腸への血流が減ってしまい、
「食べても疲れる」「お腹が張る」といった不調が出やすくなります。
🌙心がけたいこと
- 寝る1時間前はスマホを見ない
- 湯船に浸かって体を温める
- 朝・夜のリズムを整える
副交感神経が整えば、食べたものをきちんと“燃やせる体”に変わっていきます。
🍵 胃腸が疲れているときの対策
調子が悪いときは「頑張って食べる」よりも、
**“負担を減らす”**ことが大切です。
- 脂っこい・冷たい・食物繊維が多すぎるものを控える
- お腹が空いてから食べる
- よく噛んで、細かくして食べる
体の声に耳を傾けることが、
あなたの“消化リズム”を整える第一歩です。
🌸 まとめ:食べ方を変えれば、体は変わる
40代・50代のダイエットで大切なのは、
「食べないこと」ではなく「消化できる体」をつくること。
消化が整うと、代謝も上がり、疲れにくくなり、
自然と“太りにくい流れ”が生まれます。
今日からできる3つのポイント
- 副交感神経を優位にする(リラックスして食べる)
- 血液を消化器に集める(深呼吸を習慣に)
- だ液をしっかり出す(よく噛んで味わう)
「食べることを我慢する」よりも、
「体が喜ぶ食べ方」を大切にしてみてくださいね。
Cherishでは、身体と心を“整える”ためのボディメイク・栄養サポートも行っています。
年齢に合わせた“食べるダイエット”を一緒に見つけていきましょう。
「最後まで一緒にいたい」その気持ちが教えてくれたこと
こんにちは!
神戸市東灘区でコーアクティブコーチングをしている大小田です!
出張トレーニングで子どもたちに指導した日のこと。
練習が終わり、帰る子どもたちを見送りに行こうとしたら、
「寒いし、面倒やからここでいいよー」って言われました。
確かにその日は冷たい風が吹いていて、
わざわざ外まで出るのは少し面倒に感じる日。
でも、私はなんとなく笑ってこう答えました。
「いや、最後までみんなといるのが楽しいんやん」
すると、その子がふっと笑って、
少し照れくさそうに「今日も楽しかった!ありがとう!」って。
その一言が、なんだかすごく心に響いたんです。
きっと、“最後まで一緒にいたい”という気持ちは、
ただの挨拶や見送りじゃなくて、
「あなたと過ごす時間を大事に思ってるよ」というサインなんだと思う。
そうやって誰かに寄り添うことって、
特別なことじゃなくても、ちゃんと伝わるんですね。
トレーニングを通して教えるつもりが、
いつの間にか子どもたちに“人と関わる喜び”を教えてもらっていた気がします。
一緒に過ごす時間の「最後のひととき」にこそ、
心が動く瞬間って生まれるのかもしれませんね。
10期目のはじまりに想うこと ― また“0”からCherishらしく
こんにちは!
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーがマンツーマンでできるジムcherish神戸岡本店の大小田です。
今日、11月1日。
パーソナルボディメイクサロンCherishを運営する株式会社FLEDGEは10期目を迎えました。
これまで関わってくださったお客様、そして一緒に歩んできてくれたスタッフのみんなへ。
心からの感謝を込めて──本当にありがとうございます。
10期というと節目のようにも聞こえますが、
僕の中では「一区切り」ではなく、**“新しいスタート”**という感覚です。
これまでの9年間で、たくさんの出会いがあり、挑戦があり、
思うようにいかないこともたくさんありました。
でも、そのすべてが今のCherishを形づくってくれた大切な時間だったと感じています。
この場所は、ただ体を鍛える場所でも、整える場所でもなく、
**“自分を大切にできる時間”**を過ごしてもらうためのサロンでありたい。
お客様が「自分の体って、こんなに変わるんだ」と感じたり、
「最近ちょっと頑張れてるかも」と思えたり──
そんな小さな変化や気づきを、一緒に喜べる場所でありたいと思っています。
そして、ここで働くスタッフにとっても、
自分の得意なことや想いを活かせる“居場所”であってほしい。
互いを認め合いながら成長していけるチームでありたいと思います。
10期目は、これまで積み重ねてきた経験をもとに、
改めて「Cherishらしさ」を大切に育てていく一年にしたいと思っています。
派手なことはしなくても、
ひとつひとつの出会いと時間を丁寧に重ねながら、
またここから、新しい一歩を踏み出していきます。
これからも、Cherishをどうぞよろしくお願いいたします🌸
🍀 最後に
変わり続けるために、もう一度“はじまり”へ。
今日からまた、Cherishらしく歩いていきます。
秋の土用に気をつけたい、薬膳的養生のすすめ
こんにちは!
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーがマンツーマンでできるジムCherish神戸岡本店の大小田です。
「土用」と聞くと、“うなぎの夏”を思い浮かべる人が多いと思います。
でも実は、**春・夏・秋・冬のそれぞれの前にある“季節の変わり目”**のことを「土用」と言います。
つまり、秋にもあるんです。
そしてこの“秋の土用”こそ、薬膳的には体調を整えるための大事な時間なんです。
🌾 秋の土用とは?
秋の土用は、だいたい10月後半から11月初旬ごろ。
秋から冬に切り替わるこの時期は、気温も空気もどんどん変化します。
薬膳の世界では、土用の期間は 「脾(ひ)=胃腸」 を整えると良い時期。
なぜなら、季節の変わり目にいちばんダメージを受けるのが“消化器系”だからです。
🌀 土用に起こりやすい不調
- 胃もたれ・食欲不振
- 体が重い・むくみ
- 眠気・やる気が出ない
- なんとなく心が沈む
この時期に体が「お休みモード」に入るのは、自然なこと。
無理して動かすより、“整える”“休める”がキーワードです🌿
🍵 土用の時期におすすめの薬膳養生
◎ 胃腸を労わる食材
- かぼちゃ・山芋・さつまいも・里芋
- 大豆製品(豆腐・味噌・納豆)
- 鶏肉・白米・おかゆ
👉 やさしい甘みのある“黄色い食材”が◎
胃腸のエネルギー(気)を補ってくれます。
◎ むくみ・だるさを流す食材
- ハトムギ・とうもろこし・生姜・ネギ
◎ 心を落ち着かせる食材
- なつめ・黒ごま・くるみ
🍽 Cherish的おすすめメニュー
- 朝:おかゆ+少しの梅干しで胃腸リセット
- 昼:さつまいもご飯と味噌汁でほっと一息
- 夜:かぼちゃと鶏肉の煮物で心も体もポカポカに
温かいものを選ぶことと、“よく噛むこと”を意識するだけで、消化の負担がぐっと減ります。
🌿 まとめ:土用は“立ち止まる力”を取り戻す時間
土用の期間は、“動く”より“整える”。
外へ向かっていたエネルギーを、少しずつ内に戻していくタイミングです。
僕自身もこの時期は、「少しペースを落として、自分のリズムを戻す」ことを意識しています。
無理に元気を出そうとしなくても大丈夫。
体が求めているのは、“充電”。
少し立ち止まって、温かいお茶を飲んで。
ゆっくり呼吸するだけでも、心と体はちゃんと整っていきます🍵








