身体の知恵袋
「最後まで一緒にいたい」その気持ちが教えてくれたこと
こんにちは!
神戸市東灘区でコーアクティブコーチングをしている大小田です!
出張トレーニングで子どもたちに指導した日のこと。
練習が終わり、帰る子どもたちを見送りに行こうとしたら、
「寒いし、面倒やからここでいいよー」って言われました。
確かにその日は冷たい風が吹いていて、
わざわざ外まで出るのは少し面倒に感じる日。
でも、私はなんとなく笑ってこう答えました。
「いや、最後までみんなといるのが楽しいんやん」
すると、その子がふっと笑って、
少し照れくさそうに「今日も楽しかった!ありがとう!」って。
その一言が、なんだかすごく心に響いたんです。
きっと、“最後まで一緒にいたい”という気持ちは、
ただの挨拶や見送りじゃなくて、
「あなたと過ごす時間を大事に思ってるよ」というサインなんだと思う。
そうやって誰かに寄り添うことって、
特別なことじゃなくても、ちゃんと伝わるんですね。
トレーニングを通して教えるつもりが、
いつの間にか子どもたちに“人と関わる喜び”を教えてもらっていた気がします。
一緒に過ごす時間の「最後のひととき」にこそ、
心が動く瞬間って生まれるのかもしれませんね。
ブレてもいい、自分らしい自信の見つけ方
こんにちは!
神戸市東灘区摂津本山でコーアクティブコーチングをしている大小田です。
「自分に自信が持てないんです」
そんな言葉から始まった、ある女性とのセッション。
彼女はとても明るくて、人のために動ける優しい方。
けれど、どこかいつも自分を後回しにしてしまい、
「私にはこれといった強みがない気がする」と話してくれました。
自信のある状態って、どんなイメージですか?
そう尋ねると、彼女は少し考えてこう答えました。
「一本筋が通っていて、それに向かって注力している人」
けれど話を聞いていくうちに、職場で苦手な人がいることが分かりました。
その方は“自分の筋を曲げないタイプ”。
彼女はその頑なさが苦手で、
「もう少し柔軟に考えられたらいいのに」と思っているそうでした。
私はそこで、少しだけ質問をしてみました。
「ちょっと突っ込んで聞いてもいいですか?
今お話に出た“筋が通っていて注力している人”って、
まさに今苦手に感じている方のようなタイプですよね?
本当に、その状態があなたにとって“自信のある状態”なんでしょうか?」
その瞬間、彼女の表情がハッと変わりました。
実は、自信のある人の理想像として思い描いていたのは、
自分がいちばん苦手に感じている“型にはまったスタイル”だったのです。
本当は、彼女自身の良さはまったく別のところにありました。
人の話を柔らかく受け止め、
状況に合わせて最適な判断をする“しなやかさ”。
「白黒つけなくてもいい」「どっちも大事にしたい」と思える“グレーの上手さ”。
その価値観に気づいたとき、
彼女の中の「自信」の定義がスッと書き換わりました。
“ブレてもいい、自分らしい自信”
それは、何かをやり遂げる強さだけじゃなく、
どんなときも自分の感覚を信じられるしなやかさ。
自信って、他人のようになることではなく、
「自分のままでいい」と思えることから生まれるのかもしれません。
あなたが今、「自信がない」と感じているなら、
もしかしたらそれは“誰かの理想の形”を目指しているからかも。
ブレてもいい。迷ってもいい。
それでも進んでいくあなたの姿こそ、
本当の“自分らしい自信”なのだと思います。
小さな約束が親子に起こした変化
こんにちは。
神戸市東灘区摂津本山のコーアクティブコーチ大小田です。
前回の記事で「子どもはママの鏡かもしれない」という話をしました。
そして、ママ自身が「自分との約束を守る姿を見せることが大事」とお伝えしました。
その後、そのママから嬉しい報告がありました。
約束していたテレビとソファーを「明日買う!」と決めて実行したそうです。
すると子どもが変わったんです。
今まで学校に行きたがらず、遅刻ばかりだったのに…
「遅刻するー!」と言いながらも、自分で用意して学校に行くようになったとのこと!
在り方が変わると事柄が変わる。
ママが在り方を変えたことで、子どもの行動(事柄)も変わりはじめたんですね。
やっぱり親子って不思議なくらい鏡のようにつながっているんです。
もし今「子どもが動かない」と悩んでいるなら、
まずはママ自身が小さな約束を守るところから始めてみませんか?
さあ、あなたも自分との約束をひとつ実行してみませんか?
その挑戦が、きっと子どもにも伝わっていきますよ。
子どもの姿はママの鏡かもしれない
先日、子育てに悩むママとのセッションがありました。
テーマは「子どもが学校に行ったり行かなかったりする」ということ。
行き渋ったり遅刻したり…理由を聞いても「めんどくさい」としか返ってこない。
ついイライラしてしまう自分にも疲れてしまうそうです。
「なんで行かないの?」と問い詰めても、答えは返ってこない。
でもよく考えてみると、大人だって「なんでやらないの?」と聞かれても、すぐに言葉にならないことってありますよね。
自分自身の気持ちを言葉にするって、実はとても難しいことなんです。
そこでお伝えしたのは、
**「子どもの姿はママ自身の鏡かもしれないよ」**ということ。
そう言うとママはハッとされて、
「そういえば私も、子どもとの約束を守れていなかったな」と気づかれました。
それは「テレビとソファーを買う」という約束。
「学校が始まるまでに買うね」と言いながら、なんだかんだと理由をつけて先延ばしにしていたそうです。
そこでママは決めました。
「よし、約束を伸ばしてごめんって謝ろう。そして明日買いに行こう!」と。
その瞬間、表情がとても明るくなったのが印象的でした。
子どもに「ちゃんとしてほしい」と思うときほど、まずは自分自身がどう在るかを見直すチャンスなのかもしれません。
「言葉より行動で見せていく」ことこそが、子どもにとって一番の学びになります。
そして今回の話からもうひとつ大事な気づきがありました。
それは、**「自分との約束を破ることが、実は自信をなくす一番の原因になる」**ということ。
小さな約束でも守れたとき、人は「やればできた」と感じて少しずつ自分を信じられるようになります。
逆に、後回しや言い訳で自分との約束を破ってしまうと、「どうせできない私」と思ってしまいがち。
だからこそ、子どもとの約束を守ることはもちろん、ママ自身が自分との約束を大切にすることが、心の土台をつくる第一歩なんです。
大きなことでなくても大丈夫。
「今日は5分だけ散歩しよう」「寝る前にスマホを置こう」など、小さな約束からでいいんです。
その積み重ねが、自信や安心感に繋がっていきます。
さあ、あなたも自分との約束をひとつ実行してみませんか?
その挑戦が、子どもにとって最高のお手本になります。
「思考を止めたい」という相談から見えたもの
こんにちは!
「面倒臭い悩みから、自分を好きになるコーチングセッション」を提供しているコーアクティブコーチの大小田です。
先日、新しいクライアントさんとのセッションがありました。
テーマは「考えすぎて動けなくなる自分をなんとかしたい」。
話を聞いていくと、頭の中でグルグルと思考が止まらなくなり、しかもそれは自分のことより「人の顔色や言葉」から影響を受けていることが多いとのこと。
「人はそこまで悩んでいないのに、なぜか自分だけ悩んでしまう」――そんな状態に苦しんできたそうです。
ただ同時に、過去の体験を振り返ると「自分を大事にする」という価値観がしっかりと根にあることにも気づきました。
それは、以前パワハラや鬱を経験した時に培った、自分を守るための大切な軸。
では、その軸を持ったまま就活や仕事を見たらどうなるのか?
安心・安定をベースに置いたら、どんな理想が描けるのか?
一緒にイメージを広げていきました。
その中で印象的だったのは、「隠岐島にいる自分」を想像した時の表情の変化。
穏やかで、自然に囲まれて、ただ”今ここ”を味わっている自分。
その状態から仕事を見てみると、「もっと軽やかに楽しんで動きたい」という願いが出てきたのです。
さらに話を進める中で出てきたキーワードは「無敵状態」と「マツケンサンバ」。
ちょっとユーモラスですが、自分を大事にできて、心から楽しんでいる姿を表すのにピッタリでした。
「その状態の自分なら、きっと仕事もうまくいく」――そう確信できる瞬間でした。
セッションを通して感じたのは、
人は誰しも「考えすぎて立ち止まる」ことがあります。
でもその先に、「本当に大切にしたい価値観」や「理想の自分の在り方」が見えてきたとき、自然と行動の方向が定まっていくということ。
今回のテーマは「思考を止めること」でしたが、実際には「考える方向を変えること」が大事なのかもしれません。
マツケンサンバのように楽しそうに輝く自分をイメージして動けたら、それだけで思考は味方になっていくのだと思います。









