身体の知恵袋
春は「風邪」と「肝」にきをつけろ!!
こんにちは。
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーが出来るジムCherish神戸岡本店の大小田です。
花粉症が凄まじい今日この頃・・・今年は皆さん辛いですね!!
さて、そんな季節は薬膳でいう「風邪(ふうじゃ)」の影響を受けています。
いわゆる「風」によって運ばれる花粉やほこり、今では黄砂が大きく体調に影響します。
鼻詰まりや鼻水、くしゃみがとまらない、皮膚や目がかゆくなるといった身体の上部に症状が出やすくなります。
また、春は五臓の「肝」の負担が大きくなります。
イライラや不安、不眠などの症状が起こりやすくなり、新年度に心機一転と思っている方もスムーズにいかないこともおおくあります。
春は多くの方にとって、自律神経のバランスが取りづらくなるのです。
薬膳を基に春を快適に過ごすには、「苦味」と「甘味」のある食材がお勧めです。
「苦味」は身体の中の余分なものを排出する作用があり、熱を冷ましたり、水分を外に排出ため、便秘を解消する働きもありあります。
食材としては、「たけのこ」「よもぎ」「セロリ」「ゴーヤ」「ふき」「グレープフルーツ」などが挙げられます。
「甘味」は痛みを和らげたり、筋肉の緊張を和らげ、胃腸の働きを助けることが出来ます。
甘味と言っても、白砂糖や甘味料の事ではありませんのでご注意くださいね。
食材としては、「キャベツ」「やまいも」「かぼちゃ」「穀類」「肉類」「はちみつ」などが挙げられます。
これらを食事の中に摂り入れて自然に健康的に身体を整えていきたいものですね。
さっそく私は「セロリ」や「アスパラ」を摂りましたよ!次は大好きな「タケノコ」ですかね!!
食事を楽しみながら健康に!!ぜひ詳しく知りたい方はお問い合わせください。
【冷え症改善】身体の中と外から冷えていませんか!?
こんにちは。
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーができるジムCherish神戸岡本店の大小田です。
1月も中盤に入りましたがまだまだ風邪やインフルエンザが流行っていますね。
昔から「冷えは万病のもと」と言われるように「冷え」は体調管理に非常に影響を与えます。
また慢性痛などがある方にも冷えは痛みの誘発につながるため、大敵になります。
今回はその「冷え」について書いていきます。
「冷え症」は季節問わずですが、冬は特に症状が強くなり、手足が冷たい、腰が冷えて痛む、といった悩みを抱えている方が多いですね。
過度のダイエット、体を冷やす食生活、運動不足など現代生活には冷えの誘因がたくさんあります。
冷え性は病気ではないですが、頭痛や肩こりなどの症状を伴うことも多くあります。
また免疫低下にもつながるため感染症になりやすいことも考えられます。
そのため、中医学では「冷えは万病のもと」として、その改善を大切に考えられています。
そこで冷え症にもいくつかタイプがありますので、原因を理解し改善していくことが必要です。
先ほど述べたように「冷え症」といっても、原因や体質によって冷える場所や対処方法もいろいろです。
まずは自分の冷えのタイプを知って、身体の中から冷えを改善していきましょう。
「陽気不足」タイプ
重い冷えの症状は、エネルギー不足が原因
陽気(エネルギー)には身体を温める作用があります。
このエネルギーが不足すると、身体を温める力が弱くなって冷えを感じるようになってしまいがち。
このタイプの冷えは、高齢者や慢性疾患を持つ人、虚弱体質の人、病気で体力が落ちている人などに多く見られます。
また、すべての陽気の源は「腎」にあるため、身体のエネルギーが不足しているときは、腎の機能低下にも注意が必要です。症状の特徴は、手首、足首まで冷えるような強い冷えやお風呂などで温めてもすぐに冷たくなってしまう人も多いと思います。
そのほか、腰の冷えや腰痛、むくみ、尿のトラブルなどの症状が現れます。
食の養生法は、温性の食材や辛みのある食材をバランスよく摂ることで「冷え」を取り除きたいですね。
例:エビ・羊肉・牛肉・ニラ・ネギ・ショウガ・唐辛子など
さらに身体の外側から考えれば、しっかりと運動してエネルギーを高める必要があります。
全身を動かすウォーキングや筋トレを行いましょう。
「気血不足」タイプ
女性に多い、比較的軽い症状の冷え
「陽気不足」よりも症状の軽い冷えで、一般的には最も多いタイプです。
手足の先が冷たくなる、顔色が白い、疲労、息切れ、食欲不振、下痢、月経の量が少ない、といった症状が特徴です。
このタイプの冷えは、身体の働きを担うエネルギー「気」と、全身をめぐって栄養を届ける「血」が不足することが原因になります。
気は血と一緒に流出してしまうので、生理や出産時などは特に冷えやすくなります。
若い女性にも多く見られる症状なので、生理の時期などはなるべく身体が冷えない工夫をしましょう。
また、気血を生む源は胃腸なので、胃腸が弱っているときにも冷えに注意が必要です。
食の養生は、「気」と「血」を補うことを中心に甘味のある食材を選んでみましょう。
例:鶏肉・豚肉・もち米・豆腐・鮭・キノコ・黒砂糖など
運動としては、血流を良くすることを重点に考え、加圧トレーニングなどは直接血管にアプローチできるのでおすすめです。
「血行不良」タイプ
温かな血が行き渡らず、身体全体が冷える
血行不良が原因の冷えも、非常に多く見られる症状。
血液の流れが滞る「瘀血」の状態になると血行が悪くなり、身体のすみずみまで温かい血が行き渡らなくなってしまいます。
主な症状には、身体の冷え、ジンジンしたしびれなどがあり、痛みを伴うことも。女性は月経痛、子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患にも注意しましょう。
また、「陽気不足」や「気血不足」による冷えの場合でも、血行不良の症状を伴っていることが多くあります。
そのような場合、根本的に冷えを改善するためには、同時に血行不良も改善していかなければなりません。
ですので「冷え」には血液の流れが大きなウエイトを占めることを頭に置いておきましょう。
食の養生は、色の濃いものや辛みのあるもので滞った血流を良くしましょう。
例:玄米・そば・さんま・いわし・よもぎ・紅茶など
運動での改善は「気血不足」と同じく血流を良くする運動が一番。
加圧トレーニングやウォーキングなどがおすすめです。
普段の生活習慣から意識しましょう
始めに話したように冷えは万病の元と言われます。
多くの原因は血液の流れが悪くなること。
血液の流れが悪くなる原因は筋肉をあまり動かさないことや、同じ姿勢をしすぎることによる筋肉性の原因、イライラや、不安、ストレスなどの自律神経性の部分が大きく関係します。
もちろん過度な薄着や寒いところでの長時間作業、お風呂につからずシャワーだけで済ますなど細かな生活習慣も大事になってきます。
体調管理をしっかり考えるなら冷えを起こさない身体づくりをしていきましょう。
【初秋の健康管理~薬膳編~】
こんにちは。
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーができるサロンCherish神戸岡本店の大小田です。
あっという間に10月に入りましたね。暑さも少しマシにはなってきましたが秋とはまだまだかもしれません。
さてそんな初秋の健康管理について薬膳の観点からお話していきましょう。
これからの季節で問題になってくるのが「乾燥」です。中医学では「温燥」の季節といいます。
暑さも残る中、乾燥が入ってくるということですね。そんな季節に影響を受けやすいのが「肺」になります。
中医学では、「肺」はデリケートな臓器とされ、乾燥に弱いと言われています。
また呼吸の面だけでなく、肌やのどの乾燥にも影響し、風邪などのウイルスにも影響する臓器と考えられています。
残暑の疲れと乾燥で、肺が弱くなり、肌やのどの調子が悪くなりやすく、また気分も滅入りやすくなってしまいますね。
これらに対抗していくために適度な運動や呼吸法を用いていただくようにトレーニングでは行っていくのですが、今回は薬膳ということで食事面でのポイントをお話ししましょう。
中医薬膳では、甘味・苦味の食材でさらに凉性のものが熱をおさめ、潤いを増してくれる作用があると言われています。
おすすめの食材としては、あわ・れんこん・きゅうり・トマト・松の実・白ごま・黒ごま・柿・びわ・りんご・梨・牛乳・卵・豆腐・貝類、など。
また、白色の食材は体内を潤すと考えております。
逆に、生姜・にんにく・唐辛子などの刺激の強い食材は、体を乾燥させてしまいますので控えた方がよいでしょう。
秋全般におすすめの食材
薬膳や漢方では、白色の食材は肺を潤し、酸味のある果物は体内の水分を保つとされています。
ゆりね・白きくらげ・白ごま・はすの実・だいこん・レンコン・はちみつ・豆腐・杏仁・など。
これらを意識することで初秋を乗り切り夏の疲れをとって、冬に向けてエネルギーをチャージしていきましょう。
【熱中症注意】身体の熱と冷えを見極めろ!!
こんにちは!
神戸市東灘区攝津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーがマンツーマンでできるサロンCherish神戸岡本店の大小田です。
いやー!とにかく暑い!暑い以外言葉になりませんね、、、
この暑さで熱中症の危険が高まっております。そこまでいかなくても身体に熱がこもったりと体調を崩しやすくなっています。
そんな身体のサインを見落とさないようポイントを解説しますので、ぜひご自身の身体をチェックしてみてくださいね!
まずは身体に熱がこもるとどういう症状が出やすいかみてみましょう!!
①のぼせる
②顔が赤くなる
③頭がぼーっとする
④身体が火照る
⑤大量に汗をかく
⑥やたら喉が渇き冷たい物を大量に飲む
⑦口や舌に出来物ができる
⑧めまい
⑨尿が少ない
⑩便秘傾向
このような症状に当てはまる方は要注意かも!?!?
では実際にどのようなポイントで身体のサインをみていくといいかと言うと、【尿】と【舌】で簡単に判断できるのです!
「中医学的体質チェック」
「熱」がこもっているとき
【尿】濃い黄色〜オレンジ色で濃縮されていて量が少なく匂いが強い
【舌】赤色で乾燥しやすい
「冷え」がでているとき
【尿】無色透明で希薄、量は多く匂いは弱い
【舌】白色〜淡白色で湿潤
健康的な場合
【尿】薄い黄色
【舌】薄いピンク
このような目安を持ってご自身の【尿】と【舌】を見てみてくださいね!!
身体の状態に合わせて食べる食材を考えていけるとさらに良いですから、【身体を温める食材】や【身体を冷やす食材】を次回はご紹介していきます!!
パーソナルトレーニングでは、薬膳の知識も活用して、その方に合った食事の指導も行っております。お気軽にお問い合わせください。
【春の養生】肝臓元気でデトックス!!
こんにちは。
神戸市東灘区でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーが出来るサロンCherish神戸岡本店の大小田です。
暖かくて気持ちのいい陽気になってきましたね。
新年度になり環境が変わった方も多いかもしれません。
また変わらなくてもなんとなく春の陽気についていけないなぁなんて方も多いように思います。
そんな方々は肝臓が疲れていませんか??
中医学では春の季節に関係する臓器は「肝臓」です。
春は草木が生い茂り伸び伸びと成長し新陳代謝が活発になる季節。人の身体も新陳代謝が活発になり、老廃物を発散していきます。
肝臓はその代謝に大きく関与し、自律神経系もコントロールするとされています。
季節や環境の変化からストレスや不安を感じることで肝臓への影響が出てくるのです。
春になると肝臓が弱る、消化器系が弱る、疲労感やイライラ、憂鬱といった症状を感じる方は肝臓をいたわってみましょう。
肝臓をいたわるのはどうすればいいのか?パッと頭に浮かぶのはお酒ですかね(笑)
お酒の飲み過ぎはもちろんですがストレスも肝臓に大きく負担をかけます。
ストレスを溜めすぎないためにも好きなことに没頭したりトレーニングで汗を流したりストレス要因を感じない時間作りが必要です。
もちろんストレス要因を解消できるならそれにこしたことはないですけどね。
あっ!あと効果的なのは頭(髪)をくしゃくしゃ、わしゃわしゃにする事!その場をしのぐ手っ取り早い解消法です。
自分に合った発散法を見つけることが必要ですね。
次は「食事」
肝臓は「気」の流れに関与しているのでそれを改善してくれる春の旬食材がオススメ!
フキやタケノコ、アスパラガス、クレソンなんかもいいですね。ちょっとアクのあるものでしょうか!!
また肝臓には「血」作用も影響があるので血液を作る食材も大事になります。
あさりやハマグリ、レバーやなつめなどもオススメです。
春の陽気を楽しむには肝臓を整えて新陳代謝を促進しましょう!!