身体の知恵袋
秋の土用に気をつけたい、薬膳的養生のすすめ
こんにちは!
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーがマンツーマンでできるジムCherish神戸岡本店の大小田です。
「土用」と聞くと、“うなぎの夏”を思い浮かべる人が多いと思います。
でも実は、**春・夏・秋・冬のそれぞれの前にある“季節の変わり目”**のことを「土用」と言います。
つまり、秋にもあるんです。
そしてこの“秋の土用”こそ、薬膳的には体調を整えるための大事な時間なんです。
🌾 秋の土用とは?
秋の土用は、だいたい10月後半から11月初旬ごろ。
秋から冬に切り替わるこの時期は、気温も空気もどんどん変化します。
薬膳の世界では、土用の期間は 「脾(ひ)=胃腸」 を整えると良い時期。
なぜなら、季節の変わり目にいちばんダメージを受けるのが“消化器系”だからです。
🌀 土用に起こりやすい不調
- 胃もたれ・食欲不振
- 体が重い・むくみ
- 眠気・やる気が出ない
- なんとなく心が沈む
この時期に体が「お休みモード」に入るのは、自然なこと。
無理して動かすより、“整える”“休める”がキーワードです🌿
🍵 土用の時期におすすめの薬膳養生
◎ 胃腸を労わる食材
- かぼちゃ・山芋・さつまいも・里芋
- 大豆製品(豆腐・味噌・納豆)
- 鶏肉・白米・おかゆ
👉 やさしい甘みのある“黄色い食材”が◎
胃腸のエネルギー(気)を補ってくれます。
◎ むくみ・だるさを流す食材
- ハトムギ・とうもろこし・生姜・ネギ
◎ 心を落ち着かせる食材
- なつめ・黒ごま・くるみ
🍽 Cherish的おすすめメニュー
- 朝:おかゆ+少しの梅干しで胃腸リセット
- 昼:さつまいもご飯と味噌汁でほっと一息
- 夜:かぼちゃと鶏肉の煮物で心も体もポカポカに
温かいものを選ぶことと、“よく噛むこと”を意識するだけで、消化の負担がぐっと減ります。
🌿 まとめ:土用は“立ち止まる力”を取り戻す時間
土用の期間は、“動く”より“整える”。
外へ向かっていたエネルギーを、少しずつ内に戻していくタイミングです。
僕自身もこの時期は、「少しペースを落として、自分のリズムを戻す」ことを意識しています。
無理に元気を出そうとしなくても大丈夫。
体が求めているのは、“充電”。
少し立ち止まって、温かいお茶を飲んで。
ゆっくり呼吸するだけでも、心と体はちゃんと整っていきます🍵




