身体の知恵袋
【食べるダイエット】消化を整えて“痩せやすい体”に
こんにちは。
神戸市東灘区摂津本山でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーができるジムCherish神戸岡本店の大小田です。
年齢を重ねるにつれ、
「昔と同じ食事なのに太りやすくなった」
「胃が重い、疲れやすい」
そんなお悩みを感じていませんか?
実はその原因、“消化力”の低下にあるかもしれません。
今日は「食べるダイエット」の中でも、
“消化を整えて体のリズムを戻す”というテーマでお話しします。
🍽️ 消化とは?体の中で行われる大切な「準備運動」
私たちの体は、食べたものをそのまま栄養にできるわけではありません。
消化・吸収・排出という一連の流れを通して、
ようやくエネルギーや筋肉、肌、ホルモンなどを作り出します。
この働きを担うのが「消化器(胃・腸・膵臓・肝臓・胆のう)」です。
つまり、消化が整う=代謝がスムーズに動く体。
これが「食べるダイエット」の基本になります。
🌿 消化力を高める3つのポイント
① 副交感神経を優位にする(リラックスして食べる)
忙しい日々の中で、スマホを見ながら、
テレビを見ながら…“ながら食べ”になっていませんか?
実はこの状態、**交感神経(緊張モード)**が優位になっていて、
胃や腸の動きが止まりやすいんです。
消化のためには、**副交感神経(リラックスモード)**がカギ。
💡おすすめの食べ方
- 「ながら食べ」をやめて食事に集中する
- ゆっくり座って姿勢を整える
- 「おいしい」と感じながら味わう
たったこれだけで、体は“消化モード”に切り替わります。
② 血流を消化器に集める(“ながら”をやめて深呼吸)
血液は、体の中で常に「必要な場所」に流れています。
運動中は筋肉へ、休息中は内臓へ。
だからこそ、副交感神経を整えることが、血流を消化器に送る第一歩です。
食事の前にひと呼吸。
「今から体に栄養を届けよう」と意識するだけで、
内臓に血液が集まりやすくなります。
🌸ポイント
- 食後はすぐに動かず、5分だけ“ほっと一息”
- 食事中は会話も楽しみながら、自然な呼吸で
心と体が落ち着くことで、消化の流れがスムーズになります。
③ だ液をしっかり出す(よく噛むことから始まるダイエット)
だ液は「消化のはじまり」。
消化酵素が含まれ、免疫・抗菌・保護など多くの働きをしています。
しっかり噛むことでだ液が出やすくなり、
胃腸の負担を減らしながら、栄養の吸収も高まります。
👄だ液の主な働き
- 食べ物の分解(消化サポート)
- 免疫力アップ・抗菌
- 味覚・再石灰化・口の保護
- 胃腸の潤いを保つ
“早食いをやめてよく噛む”という基本が、
実は一番シンプルで効果的な「食べるダイエット」です。
💤 自律神経と睡眠も“消化力”に関係あり
睡眠不足やストレスは、自律神経の乱れを招き、
体が「戦うモード(交感神経)」のままになってしまいます。
結果、胃腸への血流が減ってしまい、
「食べても疲れる」「お腹が張る」といった不調が出やすくなります。
🌙心がけたいこと
- 寝る1時間前はスマホを見ない
- 湯船に浸かって体を温める
- 朝・夜のリズムを整える
副交感神経が整えば、食べたものをきちんと“燃やせる体”に変わっていきます。
🍵 胃腸が疲れているときの対策
調子が悪いときは「頑張って食べる」よりも、
**“負担を減らす”**ことが大切です。
- 脂っこい・冷たい・食物繊維が多すぎるものを控える
- お腹が空いてから食べる
- よく噛んで、細かくして食べる
体の声に耳を傾けることが、
あなたの“消化リズム”を整える第一歩です。
🌸 まとめ:食べ方を変えれば、体は変わる
40代・50代のダイエットで大切なのは、
「食べないこと」ではなく「消化できる体」をつくること。
消化が整うと、代謝も上がり、疲れにくくなり、
自然と“太りにくい流れ”が生まれます。
今日からできる3つのポイント
- 副交感神経を優位にする(リラックスして食べる)
- 血液を消化器に集める(深呼吸を習慣に)
- だ液をしっかり出す(よく噛んで味わう)
「食べることを我慢する」よりも、
「体が喜ぶ食べ方」を大切にしてみてくださいね。
Cherishでは、身体と心を“整える”ためのボディメイク・栄養サポートも行っています。
年齢に合わせた“食べるダイエット”を一緒に見つけていきましょう。




