身体の知恵袋
薬膳の陰陽を知って大寒を乗り切ろう・・・
こんにちは。
神戸市東灘区でパーソナルトレーニングとピラティスリフォーマーができるサロンCherish神戸岡本店の大小田です。
本日は大寒ということで寒さが身に染みてきましたね。
週末から来週にかけてかなりの寒波が来るとのことで用心が必要です。
そんな寒いときは身体を温めよう!!ということで今回は薬膳の視点から見ていきましょう。
薬膳の考えの中に食材には「身体を温めるもの」と「身体を冷やすもの」があるとされ、その原理は陰陽に基づきます。
例えば、ニンジンはオレンジ色の暖色で固く、全体的に身体を温める陽性の作用があり、ナスは紫色の寒色で柔らかく、全体的に身体を冷やす陰性の作用があるとされています。
薬膳では、バランスよく食べるということを基本に、その方の体質を診断し、カスタマイズしていきます。
今回は、体質ではなく、季節の冬を基本に食材の陰陽を理解し、身体を温められるようアドバイスしていきたいと思います。
まずは食材の陰陽の特徴を捉えていきましょう。
【陰の特性】
・冷やす
・カリウムが多い
・水分が多い
・ゆるゆる、広がる、リラックス
・早く煮え、すぐ柔らかくなるもの
・早く育つもの 大きくなるもの
・地上よりまっすぐ上にのびるもの
・熱い気候と土地でとれるもの
【陽の特性】
・暖める
・ナトリウムが多い
・水分が多い
・引き締まる、縮まる、緊張
・煮るのに時間がかかり、硬いもの
・ゆっくり育つもの 小さいもの
・地下で垂直にのびるのもの
・寒い気候と土地でとれるもの
基本的な特徴はこのようなものがあります。見た目や栄養、育つ地域などそれぞれが理にかなった考え方だなと思います。
また、食材の色でも陰陽の判断ができます。
色の陰陽の度合いは七色の虹と同じ!
虹は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫で並んでいて陰陽もこれと同じ順番です。
もちろん暖色の赤やオレンジが身体を温める「陽」の食材で寒色が「陰」の食材になります。
こうやって食材の特徴や色などから身体を温めるのか冷やすのかを知っておくと今の季節や今の体調に合わせて食材を選んでいけますよね!?
冷えやすい冬の時期は身体を温める食材を意識して摂るようにしましょう。
また身体を冷やす食材は調理方法を工夫して、お鍋や煮込み料理といった温まる調理をして摂るようにしてみていいかがですか!?
健康のための毎日の食事のヒントにしてみてください。